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どもフェス2024 開催報告

更新日:4月26日

日時:2024年3月20日(水)13:00~15:40 場所:山形テルサ 交流室B

参加者:23名(一般18名、学生5名)、ライブ配信視聴者:8名

(運営スタッフ:9名、出演者:5名)


 毎月の交流会への参加者の声により構想がはじまったこのイベントは、吃音がある方が人前でも自己表現をできる場をという思いで企画しました。人前で話す事が怖いと感じる当事者の方は少なくないと思います。私も今でも人前に立って話す事はとても抵抗があります。

 しかし、この場ではどもることが当たり前。むしろどもりながらも人前で話せる事がすごいとみなさんが評価してくれます。流ちょうに話す必要がないこの場所で、当事者の方が安心して自己表現できるという体験がとても重要なことなのではないかと思います。まさに「どもる×フェスティバル」です。

 実際に開催して、吃音について県内の人たちに知っていただく、吃音がある人の生の声を発信できる啓発としての意味合いもとても強いと感じました。交流会では、初対面の人が多くいる初めての場に足を運ぶという第一の関門があります。これは私も経験したことがあり、会場へ向かう道中も、いざ会場の入り口へ着いた時も緊張で震えていたことを鮮明に覚えています。そして、実際に参加して自分の話をしなければならない。自己紹介をしなくてはならないという第二の関門があります。話す事にコンプレックスを持つ当事者にとって葛藤に感じてしてしまうところかもしれません。今回の『どもフェス』は、第三者として参加することができ、吃音のある当事者たちの思いや声を客観的に聞けるということがイベントの価値ある時間になるのではないでしょうか。交流会を開く重要性や意義についてはまたの機会に話させていただくとして、開催側の感想として以上になります。

 出演されたみなさん3名ともとても魅力的な芸を持っていて、私も単純に観客の一人として楽しませていただきました。彼らの姿を観て、話を聞いて、なにか得られるものがあれば幸いです。好きなことに夢中になっている姿はとても輝いて見えました。



タイムスケジュール

13:00~13:10       開会、挨拶

13:10~13:55       芸披露

・大道芸(りくと)


りくと
りくとさん

・落語(こいのすけ)


こいのすけ
こいのすけさん

・漫談(インタレスティングたけし)


インタレスティングたけし
インタレスティングたけしさん

13:55~14:10       休憩(15分間)

14:10~14:55       トークセッション



トークセッションの様子
トークセッションの様子

14:55~15:00  休憩(5分間)

15:00~15:40  インたけトーク(フリーセッション)

15:40~     閉会、解散


運営スタッフ集合写真
運営スタッフのみなさんと


参加者からの感想

  • 『100人に1人』って逆に考えれば、それしかいないってことだから。それが武器になりますから、というインタケさんの感想が物凄く強く心に残りました。本当にありがとうございました。

  • 単純に楽しめた。皆さん工夫しながら社会と付き合っているんだなと感じました。

  • 多かれ少なかれ生きずらさを感じることは、どんな人にもあると思う。大事なのは理解しようとすることに、受け入れること。また、理解してもらおうとして良いんだと安心できること、なんだと感じた。改めて良い気付きを頂けました。

  • 将来性を強く感じさせる素晴らしいイベントでした。これまでにも東京やよこはまなどの言友会で吃音フェスタや文化祭など芸能関係の内々のイベントはありましたが、メディアを入れて大々的にやったのは初めてではないでしょうか。確かにこれならメディアを入れても恥ずかしくないエンターテイメントだと感心しました。タレントが多くて羨ましい限りです。この余勢をかって、次はぜひ全国大会など開催していただければと思います(^^)その際には、必ず参加したいと思います。

  • 吃音のことをくわしく知る機会になりました。ありがとうございました。みなさんプラス思考をお持ちで元気になりました。

  • 今日は楽しい時間をありがとうございました。元気になりました。発言の場数を踏む、周りの目を気にしつつその場に慣れていくなど、何といっても人とのコミュニケーションが大切になってくるのですね。引っ込んでなんかいられません。どんどん外に出て楽しむのが一番!「自分の吃音を否定しないで肯定する」吃音は『個性』って感じで、いい表現だなぁ。言友会の益々の発展を祈っています。お疲れ様でした\(^o^)/

  • 一般的に話すという行為にコンプレックスを持っている当事者が、大勢の前で芸を披露するという前代未聞の企画に驚き、視聴させていただきました。今回ご出演された方々を目にすることで、吃音があってもそれを前向きに捉え、人生を楽しむことができるということを、多くの当時者に方に知っていただけたのではないでしょうか。

メディア掲載について

山形新聞:1月24日(水)掲載

『吃音向き合い自分らしく』


朝日新聞:1月31日 (水)掲載

『自分らしさ考える「どもフェス」開催 吃音当事者らの山形言友会』


山形放送:3月15日(金)YBC news every.


山形テレビ:3月20(水)YTSゴジダス


さくらんぼテレビ:3月21日(木)News イット!やまがた


山形放送:4月1日(月) YBC news every.

『時を超えて “吃音症”当事者の思い』

山形新聞:4月23日(火)掲載

多文化ヤマガタ探訪記75 『吃音、一緒に向き合う』

文責:長岡


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