日時:2024年6月9日(日)10時~12時
会場:鶴岡市総合保健センター 3階 小会議室
参加者:8名(当事者:6名、言語聴覚士2名)
担当幹事より所感
今回の交流会は地方開催として庄内地方は鶴岡市での開催となりました。私は山形市から高速を使って一時間ちょっと。久しぶりの月山花笠ラインを走りながら、山形の広さを再認識しました。
交流会への参加者は庄内地方内から当事者の方が3名、言語聴覚士の方が1名参加してくれました。また、私も含め当会会員の方が山形市から4名参加されました。遠方からの参加ありがとうございます。
簡単な自己紹介から始まり、これまで吃音で困ったこと、苦労したことなどを語りました。その中でも参加者の中から「吃音があることであきらめてしまったこと、避けてしまったこと」について質問がありました。仕事面では、人前で話さなければならない職業は、吃音がある人にとって高いハードルになってしまうようです。吃音があることで自分の就きたい職業をあきらめてしまったことは、今となってはチャレンジしてみればよかったと思うという意見もありました。他にも結婚式や成人式など、人生のイベントでどれだけ吃音が密接に関わっているか改めて考える時間となりました。
健常な人からしたら、”話す事が苦手なこと“はなんでもないようなことかもしれませんが、吃音がある人にとってそれだけ人生に影響するものになります。今回の交流会で気づいたことは、周りの人たちの「吃音に対する理解、受容の程度」によっても生きやすさに影響するという事です。そのためにもいかに吃音のない人たちと信頼関係を築き上げていくかという事も大切になってくるのではないか、吃音があっても自分らしく生きるとはそういうことでもあるのではないかと思いました。
地方開催をしてみて、そこの地域で生活している人たちが集まるということ、同じ悩みを持っている人が近くに”居る“という事実も、セルフヘルプとして価値のあるものだと思いました。これはオンライン開催では感じることのできない空気感だと思います。今後は8月に米沢市、10月に新庄市で地方開催を行います。お近くにお住いの方はぜひ、足を運んでいただければ幸いです。
文責:長岡
参加者アンケート
庄内で地区での開催で、参加者がいるのか不安だったが、庄内の人も、また山形からも来てくださってありがとうございます。吃音であきらめてしまったこと等テーマに色々な考えが聞けて嬉しかったです。
今回、様々な吃音にまつわるテーマで話をさせていただいて、自身の抱えていた悩みにも様々なアプローチがあることが知れました。また、「自分だけではない」と強く感じた瞬間もあり、本当に良い機会でした。
初めての参加でしたが、吃音者は回りにも誰もいなかったので、話が聞けて良かったな、又機会があれば参加したいです。庄内地方でイベントの企画をよろしくお願いします。
初めて山形言友会に参加して緊張もしましたが、自分の言いたいことを思い切り話すことが出来ました。他の人の話を聞いていると、あまり吃らないで話すので、本当に吃音者なのかと思いました。
初参加の方が3名来て下さり、それぞれの体験や想いを聞くことができて、大変有意義な時間となりました。
一人じゃない、周りに共感してくれる方がいるというだけで、心のストレスが少し軽くなったような気がします。ぜひこの活動を広めていってほしいと思います。少しでも吃音に対しての理解が広まっていくことを願います。参加された方々の苦労話、教訓になった話などとても貴重な体験でした。ありがとうございました。
初めての鶴岡出張交流会でしたが、3人の新しい出会いがあって良かったと思います。鶴岡になったことで来られなくなった方もいたのかもしれないと思うと少し心苦しいですが、やっぱり、鶴岡で開催して良かったと思いました。交流会では今回も吃音にまつわるいろいろな話を聞くことができてとても勉強になりました。石川さん、会場の手配、ありがとうございました。
初めての地方開催となりましたが、初参加の方が3名来られました。久しぶりに鶴岡に来て、山形は広いな…と再実感しました。今後も交流会を続けていきたいと思います。
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