日時:2024年9月8日(日)10時~12時
会場:霞城セントラル22階 山形市市民活動支援センター 会議室B
参加者:14名(当事者6名、親御さん1名、言語聴覚士4名、ことばの教室の先生2名、議員1名)
担当幹事より所感
14名の方にご参加いただきました。たくさんの方々に参加いただけるのは嬉しい限りですが、ファシリテートする側としては誰に話を振ればいいのか、一体感を持ってみんな参加いただいているか、少し不安になってしまいます 苦笑
交流会も何度目かの参加の方が大半を占めるようになってきましたが、今回は、吃音のあるお子さんをもつ親御さんが初めて足を運んでくださりました。会場へ入るのを何度かためらって、会場の近くをウロウロ。なんとか入ることができたとのことでした。会場へのドアは、話し声が外へ漏れないよう半開にしているので、やや入りづらい状況かもしれません。勇気を出して顔を出してくだされば、こちらでもお声がけさせていただいています(顔じゃなくてもいいです 笑)。
良い機会なので、少し交流会の雰囲気のお話をさせて頂きます。
会場の入り口には交流会の案内の看板があるので、それを目印に入っていただければと思います。
開始時間まではドアを全開にしていますが、時間になると話し声が外に漏れてしまうので、ドアを閉めるか、半開にさせて頂いています。半開の時は外の様子がチラチラと見えているので、参加者であろう方にはこちらからお声がけさせていただくこともあります。
交流会は机を「ロの字」にして囲い、参加者の顔が互いに見えるように座っていていただいています。開始後は、簡単に自己紹介、近況報告などをしていただいています。吃音がある人にとって自己紹介が苦手なのに、ここでも自己紹介をしなくてはいけないのかと不安に感じてしまう人もいるかと思いますが、ここは当事者同士、言葉が上手く言えない時の辛さに共感してくれる人も多いです。知らない人たちの中で話す事は、とても緊張するかと思いますが、ぜひ自己紹介をお願いしています。
自己紹介が一巡すると、その自己紹介の中であがった話題や相談事から話し合いが始まります。特にルールを設けていませんが、参加される方々は話す方の言葉に耳を傾け、一緒に考えてくれます。
『セルフヘルプグループ』の著者の岡 知史先生(※1)の言葉に「自分に当てはまるものだけを、自分の判断で受け入れる」というのがあります。交流会へは年齢や立場、職業や価値観の違う人たちが集まってきます。「吃音」という共通点があっても生きる環境が変われば、考え方や苦労への解決策もまったく違うものになってきます。そのとき交流会で生まれた「ことば」や「こたえ」だけが正解ではありません。ただ、参加者の方と語り合うなかでみつけた自分に当てはまるものだけを自分なりに受け入れることが本人にとって大事なプロセスだと思います。
また、その日参加した交流会が全てではありません。その日集った人たちで交流会が出来上がっていくので、同じ交流会が行われることはありません。何度か参加することで、良い出会いがあり、気持ちが楽になる瞬間や悩みに対して解決の糸口がみつかるかもしれません。
私自身、ファシリテートは不慣れで、いつもまとまらない話、以前話していたことと異なるなどがあります……ただそういった曖昧な部分も含めて楽しんでいただければと思います(言い訳ですね 苦笑)。
当会には吃音のある当事者以外にも、言語聴覚士やことばの教室の先生など、支援者の参加もありますので、是非、相談したいことがあればお話しいただければと思います。
んー、やはり私の話はまとまりませんね。
こんな感じでゆるーく開いています。交流会には吃音に関するリーフレット(お持ち帰り自由)、その場で閲覧のみになりますが、書籍も置いてありますので、是非手に取っていただければと思います。
交流会への参加に戸惑っている方、不安な方は、メールでの相談も承っております。まだ見ぬあなたにお会いできることを楽しみにしています。
文責:長岡
参考資料 「セルフヘルプグループ:「わかちあい」をする組織としての考察」(全言連研修会資料)
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